「速聴」のメカニズム〜頭の回転が速いということは?

「速聴」とは

聴覚刺激がウェルニッケ中枢を刺激

「速聴」とは、『速聴機』を使って音声を通常よりずっと速いスピードで聴く能力開発(脳力開発)技法のことです。これにより脳が活性化して、記憶力や理解力、判断力などの力がぐんとアップするということがわかっています。なぜなら、速い音声という「刺激」により、脳神経細胞がそのネットワークを密にするからです。

速い音声を聴くと脳神経細胞はそれを言語として理解しようと、「シナプス接合」と呼ばれる情報伝達にネットワークを密にしていきます。ネットワークが密になればそこを流れる情報量も増えていきます。脳もそれなりの負荷を与えると鍛えることができ、どんどん性能を上げ活性化することができるのです。この情報処理スピードが上がる状態を、「頭の回転が速い」と呼びます。つまり、受け取る情報の理解や対応が素早いと言うことです。

大脳の情報伝達(概念図)

「ウェルニッケ中枢」で言葉が「信号」から「情報」に変換されるとき、私たちは無意識のうちにその言葉を唱えています。これを「追唱」と言います。「追唱」の速度が上がることは、言葉の意味のある情報として理解する速度が上がることと等しいと考えられます。

インターチェンジ効果

たとえば、車で高速道路を走った後インターチェンジで一般道路に下りると、実際の速度よりゆっくり走っていると感じるでしょう。これは高速走行に対応してフル回転していた脳の状態が、低速になってもしばらく続くために起こる現象です。これが言語にも当てはまります。「速く聴く」ことで大脳は猛烈なスピードでウェルニッケ中枢から飛び込んでくる言葉をなんとか処理しようとし、大脳全体が活性化し、頭脳は冴えわたるのです。そしてこの効果によって、多くの潜在能力(脳力)が開発されていきます。

医学博士 久保田 競氏

久保田 競氏 Column
速聴の効果

「速聴」は、脳を創造的に働かせる上で非常に効果的な技法です。
高速で語られる言葉の内容を聴き取るには、ただ漠然とではなく、言葉に積極的に注意を向けて聴かなければなりません。この訓練を継続的に行うことで、聴覚連合野が活性化し、聴いたものを素早く理解できるようになります。

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